遠方で知らない地で台風の中1時間ぐらいかけ歩き、傘が何回もひっくり返ってスカートがずぶ濡れのまま到着し、待ち時間にたまたま入った落語会。椅子は濡れないほどの乾いている面はあったけどね。師匠さんの落語は飛び抜けて面白くて、落語の前にする導入部分からちょー面白くて、凄い覚えていた。落語も面白かった。
豪雨の中でずぶ濡れへこんでいたが元気になった。山の神様は女だから、女が登ると嫉妬するらしい。面白いなーまた聞いてみたいなーとずっと思っていた。
ご縁があってか、我が地元に来られる情報をみつけて申し込んだ。楽しみで楽しみで、待ちに待った落語会。その為に休みもとった。何着て行こうかめちゃくちゃ悩んだ。一番のお気に入りの服で行った。今回は演者さんとめっさ近かった。
あの始まる前の三味線の音楽が心地好い。
やっぱり面白かった。
口の中の奥が見えるぐらい笑った。持ってたかばんをバシバシ叩く程面白かった。前置きというか、まあタイムリーなことをよく上手いこと爆笑させてくれる。途中から、あれ北野たけしさんが落語やってるんちゃうかな、みたいな錯覚に陥った。
落語って不思議だ。
なんか、みて、聞いてると、あたかも、そこに蔵があるような、草むらがあるような。今目の前でみてることが脳の中でカラー映像、映画みたいになっている。ぐーと自分自身が、落語家さんによって自分の頭の中で、4次元を作ってる感覚。不思議初めてな感覚。小説を読みながら小川や事柄が脳の中で想像できる感覚に似てるんかな。
それから 落語を見るには聞く側も、世の中の情勢や、流行ってることや、時事ネタを知ってないと、ピント来ないから皆笑っているのに、笑うの遅れる。落語は江戸時代のこととか、ちょっとは知っておかないとピント来ない。落語と言うのは実は高尚な娯楽なんかも。見る側も知識と経験と頭の回転力、把握力がいるんやなー。
ただ、見る側の私の頭の悪さだ。最後のおちがピンと来なくて解らなくて取り残された寂しい気がした。もやもやしている。これ、解らないことが悔しい。必ずやリベンジしたい。
師匠の話術といい、身のこなし、キレ、シャープさといい、キレッキレッだった。
3本も見せてくれた。あれだけの完成度で落語一本でも大変そうなのに3本って練習ってめちゃくちゃ大変そう。
もう1人の若手の人も、面白かったー。フグ食べる話。あんなにゲラゲラ笑ったの久しぶり。
脳内ホルモンいっぱい出た。
地元といっても、その界隈の通りは、ようがなく本当に久しぶりで、めちゃくちゃ外人さん多くて原宿みたいになっていた。
その通りは外人さん向けになっているようだった。
落語聞く待ち時間で吉本の中にある笑福亭にかく師匠が昔テレビで言ってた肉吸いと言うものに憧れていたので入って食べたらちょー私好みの味だったのでめっちゃ満足した。にかく師匠が食べるものは、なんでも美味しそうに思える。
坂田さんのぬいぐるみが外で手を振ってた。
吉本ではイケメン軍団がでるそうな。
私が昔よく行っていた斜め前の本屋さんはドンキホーテになっていた。
それから歩くと、カニカニやふぐの看板だけでなく、めっさいろんな巨大看板が立っていた。大たこは昔よく買ったものだ。
丸目がねした縦じまのゲジゲジ叔父さんは今日もまた眉毛動かしながら首を左右に振りながら太鼓を叩いていた。
ラーメンも、ぜんざいも食べたかったがさっき食べて満腹になったので、もう食べれない。
と、思いながら落語を聞きに言った。
高座に座って扇子持ってるだけなのに、扇子が凶器に変わったりお箸に変わったり、凄い。
話に出ていた、かんざましを飲むシーン。かんざましって言う音が粋で素敵だ。
若い子かんざましって知らんやろなー。
めっちゃゃくちゃかんざましが呑みたくなったので帰りコンビニで日本酒の生貯蔵を買って帰った。
落語で美味しそうにお蕎麦を食べてたり、お酒呑んでたら私も食べたいなーと思う。
また、落語行ってみたいな。
間合いとか、時空間の使い方とか人によって違うんやろなー。
奥深いなー。
ヤバいヤバい落語沼に嵌まる。