千日紅

日常ぼやいてます。

良さを改めて知る 円楽さん

笑点のキャラは腹黒だし、風刺のようなことをおっしゃってるキャラだ。数年前にはゴシップとなったが、芸人さんの色恋な話は珍しくない。しかもそれから大病を乗り越えて来られている。知らなくて良かったがむかしから派閥や格式や遺恨が残り話芸を披露する所も限られているようだ。いろんな落語があっていいのになー。昔子供の頃病院の帰りお母さんと入った中華ラーメンを啜りながら落語を食い入るように観た時のインパクトが忘れられない。それから大人になりちっとも興味がわかなかったが、歳を重ねた時地方のコンサート上に駅からバスで直行すればいいのにワザワザ途中で降りて、台風を浴びながら傘がひっくり返りながら行ったことのない歴史街道を探索しながら現地についた時には全身ずぶ濡れ状態だ。コンサートの待ち時間何を思ったか隣で落語をやっていて入っちゃた。

 

それがもの凄い面白くて。あれは山の神の話だったな。ほんとあん時は救われた。それが落語への再会である。そして偶然にも数年後独演会があり頻繁に行くこととなった。行くのが今もとっても楽しみだ。

 

それから、時々違う人のも機会があればテレビでもラジオでも生でも観たりしている。

 

人間楽しいことにハマるものだが、脳内幸せホルモンが出るんやろ。恋アタケーキを食べるような感じ。

 

古典あり創作あり 

 

落語家さんによって全く違う印象になったり、一門よってのネタの伝統があったり芸風があったり考えが違ったりあるらしい。

 

聴いてる初心者はそんなんどうでもいい。

 

落語は楽しいだけじゃないってことがわかってきた。

 

ちょっと前に配信ライブでは東落語家さんの重鎮の多方面の落語を観た。前も感想言ったかな御葬式の話を上手な歌で粋な感じと和やかな感じな落語やトリの方はずーと同じトーンで長屋の世間話のような寝てしまいそうになるぐらいな穏やかな感じでずーと喋ってた。内容は忘れたけど。なんかとっても安らぐような気持ちよさというかほっこりした感じが残る。デスってないよちっとも。

近くで見た関西の落語家さんは熱波がくるような圧があったが聴いているうちにその世界にずっポリ入り下げが最初に感じた熱波と真反対で、もうその落語家さん舞台から降りているのにお線香の煙りがす~と残ってるように思えて。あの余韻たるや。

えらいものを観てしまった。あういう落語があるんやなー。って。

 

あういうのって人生観や哲学や人生経験ありとあらゆるものが話芸に現れるんやろなー。言葉の重みを感じる。

 

だから囚われずいろんな落語聴いてみたいと思った。

 

円楽さんが来られる。行ってみたい。変装でもして行きたかった。

 

太陽の塔が今日赤になる宣言の前だから行っちゃった。

 

 

円楽さんの落語はスネオみたいなイメージのテレビとは全くちがった。

 

優しさあふれる落語だった。

 

特に関西の先人の落語をやって下さり、

 

東の方に西の落語のよさを教えていただいた気がする。

 

枝雀さんの落語聴いたことなかったが、

 

凄く優しい落語だった。

 

しまいにジワーと泣いてしまった。出たり入ったり行ったり来たりの繰り返しようなのに不思議だ。

 

私の解釈は白か黒!2者択一! オンかオフ。嫌いか好きか。

 

綺麗か汚いか。生きるか死ぬか。 幸せか幸せじゃないか。善か悪か。 敵か味方か。

決めてしまえばある意味楽である。

 

でも2つしか選択がないのなら不幸だと思ったら不幸なんだと落ち込んだり妬んだりいろんな感情が出てくるわけで。

 

出たり入ったりを熱演される中で、はっきりせいイライラするっと思わなかったわけはないが、

 

言葉を繰り返して行く中でもうどっちでもええやんか。

 

グレーンゾーンやどっちでもええやん。

 

2者にするから悩むんや。

 

ええねん。

 

それでええねんと思えてきた。

 

何か

 

もうちょっと人に優しくしようと思ったのだ。

 

何かもの凄い優しい悟りを感じた。心が洗われた。

 

何故円楽さんはこの題材を選んだのだろう。

 

西にこんな凄い悟りを開くような優しい落語を作る人にがいるんやな。と円楽さんに教えて貰った気がする。

 

こういう境地な文章を考えるってどんな心理なんかな。

 

逆に、もの凄い感じていろんなものや感性に触れたり本を読んだりもの凄い悩んだりして産み出されたものなのかな。自問自答し続けたんかな。きっといっぱい傷ついたりしんどかったりしたんかな。

 

なんかもの凄い考え方にはっとさせられ元気になりヒトに優しくしようと思った。

 

そうやって落語を回想していたら昨日復習朝ドラを偶然見た時クソオトンの役をやっていた人がええねんーそれでええねんと歌っていることを思いだした。最後らのシーン号泣しました。

 

で戻りますが、何故か縁あって東の落語を聴く機会が多かったのですが

 

西の落語も聴いてみたいです。

 

福岡や北海道には東西のフェスみたいな落語イベントあるのに何でここいらはないんかな?

 

訳けだてなくノーボーダでいろんな落語を聴いてみたいです。