千日紅

日常ぼやいてます。

お茶

昨日は近所の店にお茶しに行ってお茶っぱも買った。

以前旅先の店主さんに親切にしてもらったことがある。冷やし抹茶に煎茶3杯厚かましかったかもしれんけど。お茶菓子も2種も食べた。美味しくて美味しくて。でそんとき買ったお茶っぱをチビりチビりと飲んでもうそろそろなくなる。
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で、今日は近所の店で買った。新茶は若くてあっさりしたイメージがあり手を出さなかったが特別限定とあり、いかにも美味しそうなパッケージだったので買った。


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座ると、もう既に日本茶が入っていて。

なんじゃーこらーと思うぐらい一口一口が味わい深く味の余韻がたまらない。一口が口の中の宇宙って感じだ。

もう、このまま帰ってもいいですかと思わせるぐらい美味しくて、いつも対応してくれる店主のお母様にまんま感想を言った。朝慌ただしい時に飲むものでないな。もったいない。このお母様にこの前質問した。お茶の最後のゴミみたいなのを淹れると全体が濁り、それを淹れるのに躊躇してしまうが、あれはどうすればいいんでか。と聞いただけなのに、穏やかだったお母様が偉い真剣に凍てつくように、残念そうに言った。そのお茶一滴一滴が大事で全部淹れて飲んで下さい。って。その出涸らしは炊いて全部食べるんだって。今日も釘を刺されるように茶葉を買う時最後の一滴まで淹れて下さいって。喫茶している時日本茶の本が置いてあって、富士山が見えるお茶っぱ畑でお茶作りの人を紹介していた。お茶屋さんに取ってお茶っぱは命であり、最後の一滴まで命だし、お茶がらにしても大事なお茶っぱなんだなと思い、非常に身の引き締まる思いがした。

ここのお茶屋さんを代々100年以上守り続けておられるこそ言葉に重みがあった。先代の奥様のありがたいお言葉なのだ。一滴一滴がお茶屋さんのプライドだということが解る。


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メニューを選んでいるとほうじ茶が出てきてまた飲んだ。ったらほんまに次何頼もうか悩んだ。煎茶、ほうじ茶。とくると抹茶になった。そこは、器がハートだった。

 

前書いたかどうか忘れたけど、

ある旅行地の待ち時間で、安くて本格なお茶体験をしたことがある。もちろん淹れてもらうほうだ。若い時には仕事の合間の休憩時間の一時間でお茶とお花を時間ないのにスパルタで特急でちゃんとした先生に3年間習ったはずなのに何一つ覚えていない。覚えてるのはお茶菓子がめちゃくちゃ美味しかったことだ。旅先でのお茶の亭主は恰幅のよいほんまの先生だった。あの凛とした佇まい、全てに感動した。あの時に抹茶の八女茶の話をしてくれたことを思い出す。同じ入れ方でも、いっぱいめはスッキリとしていて2杯目は苦く感じると。確かにそうだった。

 

そんなことを思い出しながら新茶を開封して匂いを吸い込み、飲んでいる。

 

半年前に予約した本がきたと言うので、昨日図書館に行って借りにいった。本棚にお茶の本が置いてあって手にとる一流の人はお茶をすると書いてあった。憧れる。

 

あっそうだ!

映画に行こう。